ナイトワーク業界の店舗売上と利益の平均水準を大公開!

ナイトワーク業界の店舗売上と利益の平均水準を大公開!の説明

ナイトワーク業界は、店舗によって売上や利益が大きく変わります。
また、出ていくコストも高いため、売上と出費のバランスを整えることが重要です。
このバランスが取れていない店舗は当然赤字が嵩み閉店していきます。

この記事では、そんな売上と利益の平均値や、必要となるコストについて解説していきたいと思います。

1ヵ月1億円売ればモンスター級!首都圏で売上平均値は4~5,000万円程度

1ヵ月1億円売ればモンスター級!首都圏で売上平均値は4~5,000万円程度、の説明

キャバクラや会員制ラウンジの売上の平均値は、首都圏で4~5,000万円程度と言われています。中には、1ヵ月で1億円以上売り上げるモンスター級の店舗もありますが、このような店舗は非常に稀です。
また売上というのは、店舗の広さ、要はどれだけの数のお客様を入客できる広さがあるのか、どれだけの数のキャストや男性スタッフを出勤させられる広さなのか、という店舗の大きさも影響しますので、大型の店舗には大型の店舗の求める売上、同様に中型の店舗、小型の店舗、それぞれのキャパシティに合わせた売上が求められます。

売上から出ていく主なお金は?

売上から出ていく主なお金は?の説明

売上から原価を引き、残った額が利益になります。
ここでは、ナイトワークではどのような原価が発生するのかを解説していきたいと思います。

「夜職の男子スタッフが給与を上げるには店舗の売上を意識!」について解説している記事となりますので、こちらの記事も併せてチェックしてみましょう!

家賃

基本的にどの店舗も賃貸契約で物件を借りながら営業しており、持ちビルで営業している店舗もありますが多くはありません。
そのため毎月家賃を支払う必要があり、立地が良い場所や、坪数が多い店舗はそれだけ家賃も高額になります。
家賃は削れる経費ではなく、毎月固定費として必ず発生する費用です。

人件費(キャスト・男性スタッフ)

ナイトワークはキャストがメインとなる業種ですので、キャストの人件費というものは売上に対し1番高い比率を占めます。
売上に対してのキャストのお給料の比率は30%台に抑えられていれば優秀と言われます。
売上が低いのに、キャストに対し高額時給を払い続けている店舗は、それだけキャストの人件費率が上がるので、利益が残りづらくなり、最悪のケースは赤字になります。
そうすると当然店舗は潰れるリスクが高くなります。

本来健全なのは、お給料が高いキャストがしっかり仕事をして誘客をすれば売上は上がります。ですが、キャストが仕事をしなければ売上は上がりません。
なので、店舗は売上を伸ばす努力をするのと同時に、キャストの人件費を抑えたり、売上を上げるためにキャストに仕事をさせなければなりません。
店舗の売上によっては、人件費を落とすために、成績が上がらないキャストの時給を減額することや、キャストの出勤数に制限を設けることも必要となります。

「マネージャーがキャストの成績を上げるための有効手段」について解説している記事となります。
マネージャ―の方はこちらの記事もチェックしてみてくださいね。

飲料・食材仕入れ

店舗はお酒や食材の仕入れ費も欠かせません。
高級店だと良いお酒を多数用意する必要がありますが、レストランではないので、そこまで大きな金額はかかりませんし、こちらは必要経費となります。

光熱費その他雑費

その他に光熱費や雑費などもかかるでしょう。
快適な空間を作り出すためには、照明にもこだわることになるので、それだけ電気代もかかりますが、こちらも仕入れと同様大きな金額になりませんし、必要経費となります。

売上から原価を引いたものが利益、15%~20%残れば優秀

売上から原価を引いたものが利益、15%~20%残れば優秀、の説明

利益は売上から原価(必要経費)を引いた額になります。

原価の項目としては、
・家賃
・人件費(キャスト・男子スタッフ)
・仕入れ費
・光熱費

になります。

この業界では、売上の15%から20%を利益として残せたのなら、優秀な店舗だと言われています。
利益を多く残すためには、「売上を上げる」か「原価を落とすか」の二択です。
利益を5%も残せない店舗は多数存在していて、売上を伸ばすことを考える必要もありますが、「経費とどう向き合うか?」ということも非常に重要になるのです。

まとめ

この記事では、ナイトワーク業界の売上や原価について詳しく解説させて頂きました。
この業界は原価が多くかかってしまうものですが、中でも人件費が1番大きな割合を占めます。
キャストの質のバランスを見ながら、売上に応じて、キャストの人件費を削減する努力をしなければなりません。

MEN’S JOB(メンズジョブ)では、店舗が長く営業していくための重要な要素をまとめた記事もございますので、マネージャーの方など、店舗の数字を管理されている方はぜひ参考にしてみてください!

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著者情報

mens job編集者
大学在学中、池袋、歌舞伎町、六本木でスカウトマンとして活動。
大学卒業後、都内の広告代理店で約7年勤務後、西麻布で会員制ラウンジを運営する会社で約7年間勤務し、幹部社員として活躍。
自社店舗の現場の男子スタッフの生の声を聞き、店舗発展に貢献。
その傍ら、女性キャストの求人サイトの運営に携わり、サイト運営のノウハウを会得し、自身の経験で得た確かな情報により、情報の専門性・信頼性・透明性を高めることで、視聴者、求職者の求める疑問に真摯に向き合い応えていきます。
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