会員制ラウンジ元マネージャー対談「扱いづらいキャストの対応方法」

会員制ラウンジ元マネージャーが語る「扱いづらいキャストとその対応方法」の説明

キャバクラや会員制ラウンジで働くマネージャーの業務で一番苦労するのは「キャストの管理」ではないしょうか。
キャストも100人いれば100通りの性格があります。
プライドの塊のようなキャスト、従順なキャスト、情緒不安定になりやすいキャスト、など様々です。

仕事に対してのモチベーションも、稼ぐ気満々のキャストもいれば、お小遣いの足しにしたいだけ、というキャストもいて、1人1人働く目的も違い、マネージャーが発した言葉ひとつで「やる気」になることもあれば、ときには「地雷」になることもあります。
それだけデリケートなキャストという名の商品を私たちは扱っているということです。

今回はそんな“扱い方づらいキャストとその対応方法”について私の経験談を元にご紹介したいと思います。

黒服・マネージャーが扱いづらいと思うキャストは?

黒服・マネージャーが扱いづらいと思うキャストは?の説明

店舗には多くのキャストが在籍しており、大型店舗では200人近いキャストの在籍を抱えるような店舗もあります。
十人十色のキャスト。容姿も、働く目的も、何もかもがそれぞれバラバラです。
現場のマネージャーはどんなキャストを扱いづらいと思うのでしょうか?

ワガママで、不平不満が多い

女性のワガママは許すのが男だ。そんな格言をモテるための本か何かで昔見ました。
しかし、店舗にいるキャストを扱う場合、そうもいかない時があります。
そして大抵そういうキャストは他のキャストも巻き込みます。一緒になってワガママを押し通そうとしたり、不平不満を他のキャストにも話し、伝染させていきます。
さらに巻き込まれたキャストが他のキャストを巻き込み…。
徒党や派閥を組んだときのキャストは手がつけられません。

ワガママや不平不満は個別に聞き出そう!

ときとして、ワガママを聞くのはありですが、ただでは転ばず、貸しを作って、あなたが困ったときにこちらのお願いをキャストに聞いてもらいましょう!
店舗のマネージャ―はある程度の計算をした上でキャストのワガママを聞くように心掛けましょう。

シフトがいい加減

キャバクラやクラブと違い、会員制ラウンジには遅刻や当日欠勤に対する罰金はありません。
会員制ラウンジは高時給なのはもちろん、勤務時間もキャストの都合に合わせて短くでき、1日3時間〜勤務OKの店舗もあるくらいです。

キャストにとってはシフトに融通がきき、働きやすいのですが、そのためか、仕事感覚が薄くなり、ルーズになりがちなキャストが増えてきます。
勤務時間ギリギリに出勤してくるのは当たり前、勤務時間を過ぎても出勤せず、連絡してみると寝ていたり、挙句「今から準備しても2時間はかかるから今日休んでもいいですか?」などと言われる始末。
遅刻や当日欠勤するキャストがいると、出勤人数が足りなくなり、その分余計な負担が他のキャストにかかります。
そして、最も最悪なのは来店したお客様を待たせてしまうこと。
せっかく、来店してくれたのにキャストが足りずお客様を逃すことにもなりかねません。

シフトに穴を開けると、お客様を待たせてしまうだけでなく、他のキャストに負担がいくことを理解してもらいましょう!

あまりに勤怠がいい加減なキャストは店舗やマネージャーからの信頼を失います。
そうすると当然、キャストの希望する日時に出勤を許すわけにはいきません。
マネージャーはときとして冷徹な判断をしないといけないときがあるので、筋が通らないことにはしっかりした判断を心掛けましょう。

プライベートを仕事に持ち込む

彼氏と喧嘩してテンションダウン。彼氏とデートで遅れる。彼氏に内緒だったが、夜のお店で働いているのがバレた、反対されたので退店します…。彼氏と別れたのでまた働きます!ヨロシク!
基本的に多くの女性は恋に生きていると私は思っています。
プライベート、主に恋愛関係が仕事より優先されてしまうケースはあなたが思っているより多いです。
※もちろん、仕事意識を持って真面目に出勤して頑張っているキャストは大勢いますのであしからず・・・。

仕事に来るのが(お店に来るのが)楽しい!と思わせる!

お店に来るのが彼氏に会うのと同じくらい楽しく思ってもらえるように努力しましょう。
キャスト同士で友達になるよう斡旋する、男性スタッフみんなで気に掛ける、褒める、彼氏より大事にしてくれていると思わせれば勝ちです。

病みやすい

鳴り止まないLINE通知、お客様からの口説きLINE、お店からのプレッシャー、客席での知らないおじさん(お客様)からのセクハラや、キャスト間のいじめ。
いろいろ原因はありますが、ナイトワークの世界ではよくあることでもあり、悲しいことですが、心を病んでしまうキャストもいます。
軽度のうつ症状から、摂食障害、アルコール依存、そう鬱、自傷行為。
”自称うつ”のようなキャストも中にはいますが、本当にうつ病になってしまうキャストもいます。

うつ病は素人の我々には直せないので、専門知識がない中で、軽はずみな言動はしてはいけません。
例えば、うつ病の人に「頑張って!」と応援するのはやってはいけない事とされています。
頑張りすぎてうつ病になったのに、応援されるとさらに頑張ろうとしてしまい余計に悪化してしまいます。
マネージャーになったら一度、うつ病について調べてみるといいでしょう。

病んでいるキャストに対する正しい接し方をまとめた記事もあるので、気になる方は参考にしてみてください!

扱いづらくなる前に事前に伏線を張ることが重要!

扱いづらくなる前に事前に伏線を張ることが重要!の説明

最初が肝心です!なめられないように毅然とした態度でキャストと接しましょう。
なめられないようにする、と言っても虚勢を張って威張り散らしたり、怒ってばかりだったり、逆らえないオーラを出して威圧する、といった意味ではありません。
なぜこうしていけないのか、なぜそうしなければならないのか、感情的にならずに淡々と言うべきことを伝えていきましょう

扱いづらいキャストを手なずける名マネージャーを目指そう!

扱いづらいキャストを手なずける名マネージャーを目指そう!の説明

ワガママで勤務態度も悪いが、売り上げは上げるし美人なので、誰も何も言えないキャスト。店長の言うことしか聞かないNo.1キャスト。
今回紹介した扱いづらいキャストよりさらに手強い、扱いづらいキャストもまだまだいます。
しかし、扱いづらいキャストを手なづけられれば、周りからのあなたの評価は急上昇するでしょう。
会員制ラウンジやキャバクラなど、夜のお店にとって女性キャストはお店の商品。宝石屋さんで言うとダイヤモンドです。
お店の一番大事な商品を自在に扱えるようになれば、スピード出世も間違いありません!やるからには名マネージャーを目指しましょう!

まとめ

夜のお店には、信じられないくらいの美女や、自分より業界経験が長い先輩キャストもいます。
それらに萎縮してしまうかもしれません。私も最初は萎縮して何も言えず、キャストの言いなりになったりしてしまったこともありました。
しかし、マネージャーたるもの、店舗のためには言うべきことは言わなければなりません。
叱る時は言葉や場所を選ぶ必要はありますが、そのキャストのためだと思って上手に叱ってあげましょう
どのマネージャーでも扱えないキャストを手なずけ、扱えるようになってこそ名マネージャーというものです。
当然、伏線を張ったり、頭を使わなければ、なかなか手強い相手ですので気苦労が絶えないでしょう。しかし、そこをクリアすれば出世は近いですので頑張りましょう!

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著者情報

mens job編集者
大学在学中、池袋、歌舞伎町、六本木でスカウトマンとして活動。
大学卒業後、都内の広告代理店で約7年勤務後、西麻布で会員制ラウンジを運営する会社で約7年間勤務し、幹部社員として活躍。
自社店舗の現場の男子スタッフの生の声を聞き、店舗発展に貢献。
その傍ら、女性キャストの求人サイトの運営に携わり、サイト運営のノウハウを会得し、自身の経験で得た確かな情報により、情報の専門性・信頼性・透明性を高めることで、視聴者、求職者の求める疑問に真摯に向き合い応えていきます。
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