キャバクラや会員制ラウンジをはじめとする、ナイトワークで働くウェイターやボーイは、実力や実績が伴うようになればマネージャーに昇格することが可能です。これは誰でも昇格できるものではなく、具体的な時期が決まっているわけでもありません。
仕事ぶりが認められ、そのときにマネージャーのポジションに空きがあればできるもので、昇格することにより責任は増えますが、その分お給料やお店での立場を上げることができます。
この記事では、ウェイターやボーイがマネージャーに昇格するために必要なことを詳しく解説していきたいと思いますので、マネージャーを目指しているウェイター・ボーイの方はぜひ参考にしてみてくださいね！
通常のウェイター業務を完璧にこなすことはマスト！
まず、最低限の条件として「ウェイター・ボーイとしての通常の業務を完璧にこなせる」というものが求められます。
通常業務ができないのに、マネージャーに昇格するというのは100％無理な話です。
ウェイターとしての通常業務ができることは大前提で、あとはプラスαで他のことができて初めてマネージャーに昇格するかどうかの天秤にかけられることになります。
マネージャーに昇格するために必要なこととは？
ここでは、実際にマネージャーに昇格したい人に向けて、昇格に必要なことをいくつか紹介していきたいと思いますので、参考にしてみましょう！
マネージャ―を目指している方は、自身に足りていない部分がないか併せてチェックしていきましょう！
キャストの流入
マネージャーになれば、ウェイターのときとは打って変わり、キャストと接することが主な仕事内容となります。
ですので当然、マネージャーに昇格できるかどうかは、キャストに関することが大きな評価ポイントとなります。
キャストの流入もそのうちの1つです。
店舗にとってキャストは命です。キャストを輝かせられるのもマネージャーの手腕となります。このキャストを自分で店舗に連れてきて、働かせることがマネージャーに昇格する上で重要な要素です。
連れてくる手段は様々ですので、自分に合った方法を見つけてチャレンジしてみましょう。
以下に例をあげますので、参考にしてみてください。
・SNSで勧誘する
・路上に出て声を掛ける
・自身の友人や、友人からの紹介を受ける
・キャバクラに飲みに行き、働けそうな女性がいたら連れてくる
キャストを店舗に流入させる、ということは思っている以上に本当に大変なことです。
スカウトマンに頼ることは簡単ですが、連れてくる大変さを理解すれば、簡単にキャストをクビにしたり、雑な対応をしたり、キャストを軽んじる行動は取れないでしょう。
キャストを流入させる重みを知ることがマネージャーには必要です。
それを知ってこそ、マネージャーはキャストを軽視せず、大切に扱い、キャストとの関係性が培われていくものです。
その積み重ねこそが、良い店舗を作る上で基盤となっていくものですので、マネージャーを目指す方は背景を理解し、早速行動に移しましょう！
キャストの管理
キャストの管理能力も重視されるポイントの1つです。
ウェイターやボーイである現時点ではキャストの管理、というものは業務に含まれておりません。しかし、マネージャーになるとキャストのあらゆる面の管理をする必要があります。
それでは、キャストに関して、一体ウェイターの何を見られるのでしょうか？
それは女性適応能力です。
先ほど申した通り、マネージャー職というのはキャストとの関係性が非常に大切で、キャストとうまく付き合って管理しなければいけません。
そのマネージャー職に女性に対し全く免疫がなく、話せないウェイターを昇格させるでしょうか。させません。
最低限、女性に対して免疫がないとマネージャー職は務まらないため、ウェイターでもキャストとうまくコミュニケーションが取れているか、というのは評価をする上で見られるポイントとなります。
女性との会話が苦手な方でも克服することは可能ですので、焦らず、時間をかけてキャストとコミュニケーションを図るよう行動しましょう！
女性との会話が苦手な方は克服する方法をまとめた記事がありますので、こちらをご確認ください！
売上など、ありとあらゆる「数字」を意識
ウェイター・ボーイの方は、店舗の売上やキャストの売上などを見る機会は、働いている中でほぼないでしょう。
しかし、マネージャーになると、店舗の売上やキャストの売上・成績といったものと嫌でも向き合っていかなければなりません。
マネージャー以上の役職者は、売上に限らず、店舗に関するありとあらゆる「数字」を見ています。キャスト・男性スタッフの人件費、送りドライバーのコスト、会社に残る利益、など様々です。
ウェイターが基本業務の中で、この数字に関与することはほぼないですが、マネージャーを目指す方であれば、最低限、この「数字」に対して興味を持ちましょう！
店舗はどのようにして成り立っているのか、など数字の世界は非常に奥深く、また数字は嘘を付きません。
もし、気になったのであれば、上司やマネージャーに素直に聞いてみましょう！
「先月の売上いくらだったんですか？」「売上のPL表が見たいです」と。
もちろん社外秘の資料となりますので、信頼できるスタッフにしか見せてくれないかもしれませんが、あなたの数字に対しての意識は伝わります。
もし、見せてもらえたならば、しっかり時間をかけて見てみて、分からないことがあればマネージャーに確認しましょう！
マネージャーというのは常に数字と向き合う職です。はっきり言って数字が苦手な方には務まらないでしょう。
そうならないためにも、今のうちに数字に対し免疫・興味を持ち、店舗の売上、キャストの成績・人件費、利益など、日々の行動の中で意識して見てみるようにしましょう。必ず違った景色が見えてくるはずです、それがマネージャーになるための1歩となるでしょう！
「数字に強いスタッフは出世する！夜職に必要な数字とは？」について解説している記事となりますので、こちらの記事も併せてチェックすることをお勧めします。
慣れない業務が増えるが、マネージャーを目指すウェイター・ボーイは意識しておこう！
マネージャーを目指すウェイターの方は本記事でご紹介した内容を必ず実践するようにしてみましょう！
・キャストの流入に関しては、SNSを始めてみたり、自分の周りに声をかけてみる
・女性と話すのが苦手な方は、少しづつ時間をかけてキャストとのコミュニケーションを図ってみる
・数字に弱い人は、まずは数字に対して興味を持つことから始めてみる
正直、どれも今すぐに着手できることです。
これをやる、やらない、で他のマネージャーを目指すスタッフとの距離が変わってくるでしょう。
どれも通常のウェイター業務にはないことですので、はじめは慣れないでしょう。
しかし、マネージャーを目指すのであれば、必ず全てやらなくてはいけないことですので、1日でも早く始めましょう！
まとめ
マネージャー職とウェイター職というものは業務内容が全く異なります。
マネージャーになるには、単にウェイターの業務ができる、というだけではなれません。
キャストとの関係性であったり、数字に関しての意識だったり、ウェイターが普段の業務でやらないことをマネージャーはやっています。ウェイターでも通常業務をこなしながら、マネージャーになるためにできることがありますので、1日でも早く行動するようにしましょう！
MEN’S JOB(メンズジョブ)では、マネージャーの1日の仕事内容をまとめた記事もありますので、興味のある方はこちらの記事もチェックしてみてください！マネージャーになることを具体的に思い描きながら、日々の営業に努めていきましょう！
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