キャバクラやラウンジ、クラブといったナイトレジャーは接待などのシチュエーションで利用されるケースも多く存在します。
そういった際、利用料金は接待交際費などの名目で経費として申請する場合がほとんど。
経費として申請する際に、商品や金銭の受け取りの事実を証明するために必要なのが領収証です。
今回の記事では、領収証の扱い方について詳しく解説させていただきます。
社会人になれば、必ず一度は直面するキャバクラなどにおける接待交際。
新社会人もこのようなケースに出くわすことはあると思いますので、ぜひ参考にしてください！
ナイトレジャーの料金は高額になる場合も多い！男性スタッフは領収証の取り扱い方を覚えておこう
まずはじめに『領収書』と『領収証』の違いについて簡単に記述させていただきます。
国税庁の解説文によると、金銭又は有価証券の受取事実を証明するものを広義で領収書とし、領収書というカテゴリーの中のひとつとして領収証を位置付けているようです。
この様に厳密には領収書と領収証には差異がありますが、実務上はほぼ同じものとして扱うケースが多く、『領収証』と表記する方が一般的なようです。
男性スタッフは領収証の定義についても知っておこう
前項で領収証の概要について説明させていただきました。
次に、領収証を発行するにあたって必要な6項目についてそれぞれ確認していきましょう。
①日付
サービスの利用日時を和暦、もしくは西暦で明記します。
※日付がない領収書であっても、支出の証明として無効になることはなく、通常、経理処理を行うことは可能です。
②宛名
支払者の氏名や企業名を正式名称で記載します。
経理処理上は問題ありませんが、一般的に株式会社を（株）と省略した形で記載するのはマナー違反と言われています。
宛名は指定された場合については『上様』という表記の仕方でも問題ありません。
※飲食店を含むいくつかの業体では、消費税法上、宛名なしの領収証も認められています。
③但書き
提供した商品やサービスの内容を記載します。
キャバクラやラウンジ、クラブは飲食店ですから、『飲食代として』と表記しましょう。
④金額
実際に受け取った代金を明記します。
3桁ごとにカンマ（ , ）を打ち、数字の先頭に『金』『¥』、末尾には『ー』『※』『也』などの記号や文字を添えることで改ざん防止に役立ちます。
⑤収入印紙
受領金額が50,000円以上になる場合、収入印紙の貼付が必要です。
※クレジットカードでの決済の場合は金額の多寡に関わらず、収入印紙は不要です。
覚えておきたいのが、消費税を抜いた金額によって収入印紙の金額が異なるということです。
50,000円以上～1,000,000円以下には、200円分の収入印紙
1,000,000円超～2,000,000円以下には、400円分の収入印紙
2,000,000円超～3,000,000円以下には、600円分の収入印紙
が必要となりますので、必要額の印紙を貼り付け消印を押しましょう。
⑥発行者の住所氏名
サービスを提供する自身の店舗名(企業名)と住所、連絡先などを記載します。
領収証についての知識を持っておくことで、男子スタッフは無用なトラブルを回避できる
領収証の概要と必要項目についてそれぞれ確認していきました。
知らないうちに法律違反をしてしまっていたということがないように、あらかじめ知識を身に付けておく必要があります。
領収証は店舗の信頼にも関わるものですので、きちんとした取り扱いを心掛けていくことが大切です。
この記事の他にも、「ナイトワークの男性スタッフがやってはいけないこと」についてまとめた記事もありますので、併せてチェックしてみて下さい！
→夜職の男子スタッフが絶対やってはいけないこと5選！
まとめ
今回の記事では、ナイトワーク男性スタッフの領収証の扱い方について詳しく解説させていただきました。
これから社会人として接待としてキャバクラなどの店舗を利用することもあると思いますので、正しい領収証を店舗に発行してもらうために覚えておきましょう。
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→キャバクラに海外のお客様が来店された時の男性スタッフの対応方法
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