キャバクラや会員制ラウンジ、クラブといったナイトワークの店舗で働いている男子スタッフがどのような仕事をしているのか、何となくは想像が付いても、具体的にどのような仕事をしているか知らない人も多いはず。
今回は、会員制ラウンジの元マネージャ―が店舗で働くウェイター・ボーイの1日の流れを説明していきます。
これからナイトワークを始めようと考えている男性や、ナイトワークに興味を持っている男性は必見となりますので、ナイトワークの仕事を始める前にぜひ参考にしてみてください。
キャバクラ、会員制ラウンジのウェイターって具体的にどんな仕事？
高時給が魅力的なキャバクラや会員制ラウンジのウェイターやボーイのお仕事。
それでは、ウェイターやボーイの男性は出勤してから退勤するまで、一体どんな仕事をするのでしょうか？
今回は、キャバクラのボーイや会員制ラウンジのウェイターの1日の仕事内容を実際の営業の流れに沿ってご紹介していきます！
キャバクラ、会員制ラウンジのウェイター・ボーイの1日の動き
キャバクラや会員制ラウンジのウェイターやボーイの1日のお仕事は、お店の営業中だけではありません！
営業前のオープン準備や営業後のあと片付けなど営業中以外にもやることはたくさんあります。
1日の仕事の流れを見ていき、具体的にどんな仕事内容かチェックしましょう！
営業前準備
キャバクラや会員制ラウンジの営業開始時間は20時〜21時のところが多く、お店がオープンする約2〜3時間前に出勤をして営業前の準備を進めます。
営業前にウェイター・ボーイの男性が行う主な仕事は下記の3つです。
1.店内の掃除・テーブルセッティング
2.おしぼり準備・買い出し
3.キャバ嬢、キャストの出勤状況チェック
営業前に行う準備は店舗によって多少異なるので、働く前に必ず仕事内容をチェックしてくださいね！
お客様はもちろんですが、キャスト・スタッフ全員が気持ちの良い環境の中で過ごせるようにしっかり準備しましょう！
1.店内の掃除・テーブルセッティング
まず最初に行うのが店内の掃除です。
入り口の掃除や、お店全体に掃除機をかけたり、テーブルを拭いて綺麗にします。
トイレ掃除もしっかりとピカピカにしましょう。
掃除が終わったら、客席にミネラルウォーターや灰皿をあらかじめ客席で必要なものをセットし、テーブルのセッティングもします。
2.買い出し・おしぼり準備
次は営業で必要なトイレットパーパーなど、足りない備品があれば買い出しに行きます。
営業中になくならないよう、余裕をもたせておきましょう。
それからおしぼりの準備をします。
キャバクラや会員制ラウンジではおしぼりがあらゆる場面で使用されるため、大量にストックを作成しておきます。
3.キャバ嬢、キャストの出勤状況チェック
今日は、いったいどのキャバ嬢、キャストが出勤予定なのか、遅刻をする子や当日に休む子がいるのか確認をします。
同伴の予定などもあれば確認をします。
当日の出勤状況をふまえ、予約されているお客様がいる場合は、どの子をどのお客様の席に付けるかを考えます。
キャバ嬢は店舗が開店する1時間前くらいに出勤をしていることが多く、開店するまではお客様に営業の連絡をしたり、ドレスに着替え、ヘアメイクをします。
会員制のラウンジのキャストの場合は出勤時間ギリギリにお店に来ることが多いのですぐに席につけるよう、着替えや化粧直しなど早めに済ませるようキャストに促しましょう。
営業中
お店が開店するとお客様も続々と来店するため、一気に忙しくなります。
営業中は一層気を引き締めて仕事をしましょう。
営業中にウェイター・ボーイの男性が行う主な仕事は下記の6つです。
1.お客様の接客・ご案内
2.ドリンク作り・配膳
3.付け回し
4.買い物
5.トイレ掃除
6.お会計
営業中の仕事について、詳しく見ていきましょう。
1.お客様の接客・ご案内
お客様が来店したらまずは笑顔でお出迎えをして、荷物や上着やコートなどを預かります。
そしてキャバ嬢やキャストの指名を伺い、初来店であれば料金説明をして客席までご案内します。
2.ドリンク作り・配膳
ドリンクやチャーム(お通し)、料理などの配膳をすることもウェイターやボーイのお仕事です。
また飲み終わったグラスを下げたり、溜まった灰皿などの交換をします。
キャバクラでは客席でのドリンク作りは基本的にキャストのお仕事ですが、会員制ラウンジではお客様はグラスのドリンクを頼まれるか、ウェイター・ボーイがドリンク作りをすることになります。
お客様によってお酒の濃さの好みは違うため、一度来店した人の好みは覚えておくと喜ばれるでしょう。
また、場合によってはキャバ嬢やキャストが飲むお酒を作ることもあります。
中には酔っ払っていてこれ以上飲むと仕事にならなくなりそうなキャストや、お酒が苦手で飲めないキャストもいるので、キャストによって薄めに作ったり、ノンアルコールドリンクを提供してあげると良いでしょう。
こういった細かい気遣いができる、できないで差が出てきます。
3.付け回し
お店の売り上げに直結するのが付け回しです。
どのキャバ嬢やキャストをどのお客様につけるか、キャストとお客様の相性を見極める必要があります。
キャストの出勤人数が足りなかったり、どうしても苦手なお客様を付けてしまう場合もあります。
その時はテーブルの様子をしっかりと観察し、タイミングを見てキャストを入れ替えたり、機嫌の悪くなってしまったキャストをなだめたり、モチベーションを維持することも大切です。
主に店舗のマネージャ―以上の役職者がこの付け回しは担当します。
4.買い物
お客様のタバコや、常連客が食べたいものなどを営業中に買いに行くのもキャバクラや会員制ラウンジのウェイターやボーイの仕事内容の1つです。
もしお客様に注文を頼まれたら、嫌な顔をせずに笑顔で応えましょう。
お客様がお会計で支払う「サービス料」には、こういったパシリ代も含まれているのです。
5.トイレ掃除
営業中も定期的にトイレチェックをします。
トイレットペーパーやハンドソープの補充や、酔っ払ったお客様が便器を汚してしまう場合もあるのでキレイにしましょう。
6.お会計
お客様がお帰りの際に、お会計を計算して客席まで持っていきます。
カードか現金を受け取り、領収書は必要かどうかなどを聞き、キャッシャーに持っていきます。
その際に領収書の宛名や但し書きなど間違えないようにしましょう。
また、複数の客席にお会計を持っていく際など、お客様から受け取ったカードを万が一、間違えて渡してしまったりしないようにくれぐれも注意する必要があります。
閉店後の片付け・翌日の準備
お店が閉店しても仕事は終わりではありません。
閉店後に行うウェイター・ボーイの男性が行う主な仕事は下記の4つ、主に片付けや翌営業日の準備です。
1.テーブルやソファーの清掃
2.洗い物
3.カワシボ作り
4.発注
それでは閉店後はどんな仕事があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
1.テーブル清掃
営業が終了してお客様が全員帰った後は、テーブル清掃を行います。
飲み終わったグラスや料理のお皿、灰皿などをすべて回収し、テーブルの上を綺麗にしましょう。
また、テーブルやソファの汚れを拭き取ります。
その際には、テーブル周りにお客様の落とし物がないかもチェックしておきましょう。
2.洗い物
テーブルから回収したグラスや灰皿を洗うこともキャバクラや会員制ラウンジで働くウェイターやボーイのお仕事です。
その日のうちに汚れをしっかりと落として、食器棚に片づけておきましょう。
3.カワシボ作り
飲み物をこぼしてしまった際などに使うおしぼり、通称カワシボ(乾いたおしぼり)を用意します。
おしぼりを広げて干しておき、水分を蒸発させて乾かしておきましょう。
4.発注
お酒や食材、おしぼりなど、その日の営業終了後、翌日以降の在庫が足りなくなりそうなものをチェックし、必要に応じて業者に発注します。
店舗によって業務内容は少し異なりますが、キャバクラや会員制ラウンジで働くウェイターやボーイの主な仕事内容は上記の通りです。
キャバクラ・会員制ラウンジで働くウェイターやボーイの大切な心構え
キャバクラや会員制ラウンジもレストランや居酒屋などと同じ接客業ですが、キャバクラや会員制ラウンジで働くウェイターやボーイはお客様に対してだけでなく、キャバ嬢やキャストにも気を配らなくてはいけないため、ある意味、他の接客業よりも大変です。
しかし、それを乗り越えた先に、高収入を手に入れられたり、普段出会えない方との人脈を築き上げたり、この仕事ならではの良い部分も多い仕事です。
「こんな新人ウェイター・ボーイが先輩社員や上司から評価される！」について解説している記事もありますので、こちらの記事も併せてチェックしてみてください。
まとめ
今回はキャバクラや会員制ラウンジで働くウェイターやボーイの1日の業務内容を会員制ラウンジの元マネージャーにお話しを伺うことができました！さすが経験者だけあって、非常に細かに説明して頂けたので参考にしやすいですね。
これからナイトワークをやろうと思っている方には非常に参考になる内容だったのではないでしょうか。
MEN’S JOB(メンズジョブ)では他にも、「キャストから好かれるウェイター・ボーイの特徴はコチラ！」のように、ナイトワーク経験者にも未経験者にも役立つ記事を豊富にご用意しておりますので、お時間のある際にチェックしてみてください！
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